作成日:2017/09/12
助成金について思うこと
昨今、経営コンサルタントなどの方が「この研修を受ければ助成金が○○万円もらえます」と銘打って、セミナー等を開催されています。 確かにそうかもしれません。
しかし、助成金を受給するためには「要件」というものがあります。
研修の内容は素晴らしいものであっても、研修を受講する会社が「要件」を満たしていなければ助成金を支給申請しても受給できません。
このような案件を依頼された場合、社労士としては心苦しいとしか言いようがありません。助成金は、法律を上回る施策を行った場合に支給されるものです。
当事務所は、小さな会社の職場環境を整備し、助成金を支給申請できるまでのステージにステップアップすることをお手伝いしたいと考えております。
助成金は、頻繁に制度内容が変更されます。
国の施策に沿って、新設されたり廃止になったりします。
新聞などの報道を読んでいると、次はこんな感じの助成金が出てくるであろうことも予測できます。たまにびっくりすることもありますが。
話は変わって、
労働基準監督署の調査が入ることは、会社にとって不安になることもあるかも知れませんが、どこがまずいのかを示してもらえるという意味においては、良い機会であるとも言えます。そこをまずは整備し、少しずつ、他の方面も整備していきましょう。
今の時代、インターネットなどにより、働く人も労働関係諸法令に詳しくなり、権利を主張する時代となりました。
会社がその知識を知らなかったでは済まされない時代になっているのです。
まずは、職場環境を整えましょう。
それから、社長の頭の中にある経営戦略を実行するために、従業員にどんな行動をとってもらうのか、そのために必要な教育・研修があるのなら、受講計画を立て、要件を満たすなら助成金を支給申請し、事業資金を上手に回していってください。
これからますます時代は、変化に富んでいきます。
職場環境整備には、社労士をうまく活用して、社業の発展に邁進してください。