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作成日:2016/02/19
人口ボーナス期と人口オーナス期



人口ボーナス期と人口オーナス期という言葉をお聞きになったことはありますでしょうか。

人口ボーナス期とは、「一国の人口構成で、子供と老人が少なく、生産年齢人口が多い状態。豊富な労働力で高度の経済成長が可能。多産多死社会から少産少子社会へ変わる過程で現れる。」※デジタル大辞泉より

一方、人口オーナス期とは、「オーナス(onus)は重荷・負担の意。一国の人口構成で、高齢人口が急増する一方、生産年齢人口が減少し、少子化で生産年齢人口の補充はできず、財政、経済成長の重荷となった状態。」※デジタル大辞泉より

現在の日本は、この人口オーナス期に入っています。つまり、働く人より支えられる人が多くなっている状態です。社会保障制度の維持が困難になることが指摘されるのは、こういった背景があるからなんですね。

さらに、日本は少子高齢化のスピードが最も早い国です。
これには、
1.待機児童ゼロに本気で取り組まなかったことで、女性が職場復帰できず、現在の労働力を減らすことになった
2.長時間労働環境を改善しなかったことで、働き続けたい女性が子供を産むという選択を考えられず、未来の労働力を増やせなかった
ことが原因と言われています。

こんなことをいうと、お先真っ暗じゃないか!と思ってしまいますよね。
でも、世の中は諸行無常。未来永劫同じ体制が続くことはありません。
これまでのやり方では通用しないのなら、人口オーナス期に合ったやり方を考えることですよね。すでに、建設現場で女性の姿を見かけたり、男性の保育士さんを見かけることも多くなりました。個々の事情で、短時間で働く正社員も少しずつ増えてきました。

今までは「非常識」だったことが意外にも物事をスムーズに運ばせるかもしれません。
弊所の顧問先企業様でも、いつも斬新なアイデアを即実行される社長がいらっしゃいます。
ダメなら次の手を打つ。仮にダメだったとしても、課題が浮き彫りになり、取り組むべき事柄が明確になる。
成長のコツって、こういうことなんだと思います。

今年は弊所もみなさまのお役に立つべく、新しいことにチャレンジしていきたいと考えています。




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